こんにちは、すみです!
書籍「ニュータイプの時代」(山口周 著)を読了しました。(めちゃくちゃ面白かった!)
今回は、その学び・感想をシェアしたいと思います。
ニュータイプとは?
本書では、オールドタイプを「問題解決型」と定義したのに対してニュータイプを「問題発見型」と定義しています。
オールドタイプが通用していた時代は、問題が過多、解決策が希少であったため問題解決型のオールドタイプに価値がありました。
しかし時代は変わり問題が希少となり解決策が過多となった今の時代は問題そのものを発見する力に価値があり、問題発見型のニュータイプの価値が高まりました。
学びのポイント3選
では、このニュータイプの価値が高まる中でワタクシ達は、今後どう考え、行動すればよいのでしょうか?
ワタクシなりのポイントを3つご紹介したいと思います。
①未来を構想する力をつける
ニュータイプとして問題発見力を身につけるために必要なことは、未来を構想する力になります。
その前に「問題」の定義を確認しますと、本書では、問題とは「あるべき姿」と「現状」の差分と定義しています。
つまり、「あるべき姿」を持ち合わせていないと問題を特定できないのです。
さらに、あるべき姿を持つためには「構想」と「予測」を区別する必要があります。
「予測」の考え方は「未来がこうなるからこうしよう」であるのに対し、「構想」の考え方は「未来をこうしたいからこうしよう」となります。
違い、伝わりますかね?
ここまでは本書に記載されていることでしたが、さらに深堀すると「構想」する力はどのような身につけたらいいのでしょうか?
ワタクシの考えは、「ポジティブに自分なりの答えを出すこと」かなと思っています。
もう少し具体的に言うと、どうなったらより暮らしやすくより楽しくなるか?を自分の頭で考え言語化することかなぁと思います。
もっと言うと、対象とする人々の目線に立ってモノゴトを想像しその人の暮らしや仕事を見たり聞いたり体験したりして理解しながら考えて行くのがよいのかなぁと思います。
②クソ仕事を削減し成長のために時間を使う
AIの台頭により生産性があがり、今後ますます余暇の時間が増えるようになっていきます。
しかし我々の多くは余暇の過ごし方を教育されていないので(長時間労働=がんばっている感じの風潮が残っているので)、余った時間を使って価値のない仕事をしているということが様々なギャロップ社などの調査結果からも裏付けされているようです。
ここ最近では、特にコロナ禍になってあらわになったかなぁと思っています。
ワタクシの考えは、クソ仕事の定義を顧客の貢献につがっていない仕事とし、クソ仕事自体を削減するように臨みたいと思っています。
例えば社内向けの説明資料であれば体裁に拘らず、口頭で補足できる部分は書きすぎず短時間で仕上げるようにしています。(別に社内で綺麗な資料作っても顧客への価値にならないし)
クソ仕事を一つ一つ削減し余暇の時間を価値のある仕事に使っていければ、結果的に事業は成長するのだろうと思いました。
③仕事に意味を与えてモチベーションを上げる
これは部下のモチベーションアップの話でもあり同時にワタクシ自身のことでもあると思っています。
「意味」というのは会社レベルで言えばミッションや、理念と言ったりします。要するに「何のために存在するのか?」ということですね。
オールドタイプは目標値とKPIだけを与えて達成しなければ叱責するやり方をとりますからモチベーションは上がらないどころか下がることになるでしょう。(ワタクシの会社ではこのオールドタイプが非常に多い)
一方ニュータイプは部下がその仕事を行う意味を与えることでモチベーションを引き出します。
人に仕事を依頼するときは意味(この仕事をやることで顧客や自分がどう価値があるのか、言語化すると良いと思います)も含めて説明したいと思いました。
まとめ
いかがだったでしょうか?
総じていうとオールドタイプは問題が出るまで待つ受け身であったのに対し、ニュータイプは問題自体を探す自発的であるべしというメッセージが込められているように感じました。
今回の内容がどなたかのお役に立てば幸いです。
では、また明日!
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