#54 【自分の殻を破る方法】2015年に起きた成長の分岐点、それは…

仕 事
Angry woman shouting at mirror and crying

こんにちは、すみです!

先日質問箱に以下のようなご質問をいただき回答しました。

この殻を破ったときのエピソードとして、2015年の私の仕事の話をさせていただければと思います。

結論から言いますと自分の殻を破る方法は「自分に対しての怒り」です。当時、非常にトラブりましたが、最終局面でキレて(ドラゴンボールでいうところのスーパーサイヤ人になって)担当範囲を超えて対応してプロジェクトを収束させて、結果、自身が成長をとげた話になります。

では、よろしくお願いします。

■はじめに

2015年4月、私は未経験の業界である某市営地下鉄のシステムの案件に携わりました。私はソフトウェアのリーダーとして参画しました。プロジェクトの体制は、プロジェクトリーダーがいて、あとは私と、他にソフトウェアのメンバーが2名いました。プロジェクトは、私が参画する数ヶ月前からはじまっていましたが、当初予定では既に仕様が決まっていたはずが決まらずそのまま6月を迎えました。

■仕様確定3ヶ月遅れからのプロジェクトリーダー任命

2015年6月下旬、私が代わりにプロジェクトリーダーとなり、メンバー一人をソフトウェアのリーダーに引き上げて仕切り直しとなりました。私の問題ではなかったものの、プロジェクトリーダーになったとたんにプロジェクトに対しての多数の指摘が私の方へと向けられました。

■検討し直し

問題とは何か?

簡単に言えば、仕様書が曖昧で、決めるべき内容が書かれていないことが原因でした。画面仕様は代表画面だけが書かれていたり(本来は全画面決めるべき)、装置間のシーケンス図がなかむたり(本来はシーケンスを明確にして処理手順を明確にする)といった状況でしたので、私は過去に整理した、システム開発において各工程で決めるべき設計基準を基に、仕様書と照らし合わせて不足分を検討し直すことにし、その1ヶ月後に仕様を確定することができました。

■外部ベンダーの苦しい挑戦

遅れたスケジュールは戻ることはなく、ようやく開発工程が始まった8月下旬頃、外部ベンダーとの接続試験が予定されていました。しかし、こちらの状況としては何もできておらず。外部ベンダーに待ってもらうことになると体制維持コストを求められるので、まずは優先順位を変更し、インターフェース試験だけやれる部分だけの機能を作ることにしました。土壇場の変更で十分ではなかったもののトライアンドエラーで、試験をやり切れるだけの品質に仕上げることができました。

■現地へ

試験も無事に終わり次は現地での試験に移りました。場所は伏せますが、鉄道なので終電後の試験しかできず、深夜1時スタートでした。

■現地調整、仕様変更、からの翌朝一で打ち合わせで顧客説明&承認

現地では思わぬ不具合が発生。詰め切れていなかったインターフェース仕様の問題でした。カットオーバーまで残り2日しかなく、そのまま徹夜で改修仕様を検討して翌朝一でそのまま顧客打ち合わせ、説明、承認を得て改修し再試験合格、無事に納品まで迎えられました。(このプロジェクトではこの一晩が精神面で一番辛かった)

■自分の担当範囲で閉じない、キレて開けたエリア拡大

運用が始まりました。しかし、初日で想定外の不具合。どうやらハード内ファームの問題のようでした。ハード担当(私がなる前のプロジェクトリーダーの人)の範疇ではあったのですが、ハード担当はフェードアウト。誰も責任をとらない状況。普段温厚な私も堪忍袋のおがきれました。

「もうめんどくさいから私がやる」

覚悟を決めた後は早かった。

ファームのソフト仕様をドキュメントに起こし直してレビューし、問題特定および修正をして再リリースして収束させました。(話をだいぶ端折りましたが本当は他にも問題がありましたw)

■その後

なんとか年度内に完遂できました。

余談ですが、翌年度私はまさかの昇進。この頑張りが関係したかは定かではありませんが私にとっては良い経験になりました。

■教訓

自分の範囲に留まるのもぶち破るのも決めるのは自分。他人の問題であったとしても今の自分を超えて行動すれば必ず良い方向へ進む。他人がダメだと口で指摘しても何も変わらない。変わるべきはいつも自分であれ。

では、また!

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