#182 【要約!】2021年、グレート・リセット・ダボス会議で語られるアフターコロナの世界

自己啓発

こんにちは、すみです!

2021年1月に予定されるダボス会議でのテーマ「グレートリセット」、みなさまご存知でしょうか?

今回起きたパンデミックにより、今後の世界の価値観が変わるとされています。

今回は書籍「グレート・リセット・ダボス会議で語られるアフターコロナの世界」(クラウス・シュワブ、ティエリ・マルレ 著)を読み、その要約と、ワタクシなりの感想をシェアしたいと思います。

本書でのテーマは大きく3つです。

マクロリセット(世界)

ミクロリセット(産業・企業)

個人のリセット

ちなみに、ワタクシが本書を手に取ったきっかけは、YouTubeやインスタで、本書のレビューを見かけて、ポジティブな意見、ネガティブな意見と様々あり、大変なことが起こるのかどうか不安になり、自分の目で見て判断しようと思いました。

今回の記事では、本書の内容を要約をしつつ、以下の内容がわかることを目標にします。

ダボス会議とグレートリセットの概要

私たちは今後何をなすべきか?

今回もよろしくお願いいたします!

ダボス会議とグレートリセット

ダボス会議は、スイス・ジュネーブに本拠をおく非営利団体「世界経済フォーラム」が毎年1月に、スイス東部のダボスで開催する年次総会です。

世界フォーラムの団体の目的は「世界を良くする」ことにあるとしており、同団体は1971年に開設され参加者は世界約110ヵ国以上から政治、ビジネス、社会、科学、メディアのリーダーが約3000人集まります。

次回は2021年1月、テーマがグレートリセットです。

グレートリセットとは一言で言うと、パンデミックで明るみに出た失敗に気づき早急に刷新することと言えます。

マクロリセット

マクロ規模のリセットは、日常にごく当たり前にある三つの力の流れの中で起きる。現代社会を形作るその力とは、相互依存、スピード、複雑性だ。

マクロ(世界)視点でのリセット、相互依存はインターネットとグローバリゼーションで生じた関係性で何もかもが繋がっている世界になりました。

その中でスピード、これはインターネットにより、昔よりもかなり素早く動くようになりました。(原因は社会が豊かになるにつれて時間の希少性があがるため)

そして複雑性、これの定義は人が理解できないレベルのもので、目に見える因果関係がないため予測が困難になりました。

そんな中、経済、社会基盤、地政学、環境、技術の5つのリセットが起こるとされています。

その中でも経済のリセットは、経済の進化を測る対象の変化が起こるとされています。

これまでは「GDP成長絶対主義」でしたが、今回のパンデミックでGDPの成長が止まったことから人類に考え方を改める機会を提供しています。

幸福度を左右するのは、これまでの物質的消費の多さ(GDP)ではない別の要素であることに気づき、それが新しい社会規範の特徴になっていくかもしれません。

ミクロリセット

ミクロ(産業・企業)視点のリセットは、すべての産業・企業が、ビジネス、働き方の変容に対応することを強制します。

ミクロトレンドとして、最初から最後までデジタルで対応する必要性が高まり、オンラインとオフラインの区別を曖昧にする現象が最有力トレンドになるとされています。

効率性を追求し複雑化したサプライチェーンは、今後、レジリエンス(回復力)も踏まえるために単純化するためのサプライチェーンの短縮、ローカライズに踏み切るとされています。

ギグエコノミー(インターネットを通じて単発の仕事を受注する働き方のこと)の中では、政府からギグワーカー(フリーランスや個人事業主)への政治的、社会的な姿勢が変わるとされており、企業と個人のバランスが変わりそうです。

(ワタクシ個人の表現ですが)総じていうと、社会は今後、デジタル化、利益や物の消費(見えるモノ)の追求から、幸福度(見えないモノ)への価値観の変化、この二つが加速していくと想定します。

個人のリセット

個人のリセットは、人間らしさの見直しが起こるとされています。

パンデミックは、人の良い面として「団結力」を持たねばならないことを示し、「経済か?人命か?」の最良を目指した倫理的な選択、つまり人として守るべき事柄を見直し公益の本当の意味を見つめる機会となりました。

仕事中心、大量消費の社会が変わり、自分の時間ができたことで、本質的な疑問が生まれるようになります。

それは、時間、消費、自然です。

時間では、効率の追求から今までとは違う意味で時間を大切にするようになり、ペースを落としてもいいから心の回復力を上げるための時間の使い方に変わるかもしれません。

また、消費では、日本に学ぶ、①豊かでありながら社会格差が小さい、②(バブル崩壊後に)派手な消費の割合が世界でもかなり低い、これらをヒントに今後議論されていくことになります。

自然では、自然の大切さに目を向けるようになり、地球上の自然という資源を大切にすることが今後ますます重要となっていくとされています。

自然に関しては、自然とのふれあい減ると炎症が悪化するということが証明されており、自然との付き合い方を中心に、人間らしく、食事、睡眠、運動の習慣の見直しもされていくでしょう。

私たちは何をなすべきか?

ワタクシの感想は、「世界はコロナ以前には戻らない」という原則に従い、新たな気づきを大事にし、使命に沿って行動することが大事だと思いました。

本書に書かれていた統計では、コロナ前の環境に戻りたいと答えたのはわずか1/4でした。

新たな気づきは、自分の価値観を中心に得られるものになります。

例えばワタクシであれば、今まで仕事ばかりしていたことを反省し、自分だけの時間や家族との時間の大切さに改めて気付きました。

特に子供の教育にしっかり時間を使いたいと思いました。

また、歴史(経済史)についてもっと勉強しようと思いました。

パンデミックのような一見予測できないようなことも、過去に類似の現象が起きています。

これらから学べることは多いと思いました。

みなさんはいかがでしょうか?

まとめ

いかがだったでしょうか?

もともと人間は、地球上の生命とともに生きていましたが、産業の発達によりバランスが崩れました。

パンデミックが我々人類に、本来大切にすべきものは何?と問いかけてきたとも考えられます。

皆様におかれましても、自分の時間をとって、本来の自分は何を大事にしていたのか?見直す機会になれば幸いです。

では、また明日!

コメント

タイトルとURLをコピーしました