こんにちは、すみです!
内容が濃厚すぎた書籍「1兆ドルコーチ」、ついに読了しました。
著者は、元グーグル会長兼CEOのエリック・シュミットと、同じく元グーグル上級副社長のジョナサン・ローゼンバーグです。
この本は、シリコンバレーでスティーブ・ジョブズやジェフ・ベゾスなどの名だたる経営者を育てて伝説のコーチと言われたビル・キャンベルのビジネス理論を紹介しています。
ご本人は既に他界しているため著者の二人がビルを知る友人達から当時の話しをヒアリングしたことをもとに執筆されていて、ビルや周りの方の実際の言葉が綴られているなどリアリティのある内容になっています。
以下よりワタクシが特に大事だと思った点をご紹介します。
人の気持ちに寄り添いチームファースト
一緒に仕事をするのは「人」です。
ビルのやり方は人の心に寄り添って、同僚をまるで家族のように気遣うようなコミュニケーションをとっています。
ミーティングの始まりには自らの週末の過ごし方を話したり、みんなの話も聞いてお互いを理解しあってから会議に入っています。
これらは信頼関係を築く方法として有効だと感じました。
それと同時に、これらはワタクシにとっては意外でした。
同僚を家族のように気遣う姿勢というのは、日本的な古くからの慣習だと思い込んでいたので、それを米国で、しかもシリコンバレーの第一線で実践していて大成功に導いていたことに衝撃を受けました。
やはり扱うのは人間だから人間の気持ちに寄り添うスタイルなしにチームビルディングは語れないなと感じました。
時には愛情持って厳しい意見をする
信頼関係を築いてチームを作った後、会議の場では個々の問題よりもチームのためにときには厳しい意見を言う描写が何度も登場します。
ビルは特に間違った価値観を持った同僚には容赦なしに罵声を浴びせますが、これも愛情の一つだから、誰もそれに対して反発はしません。
普段からの同僚との短いコミュニケーションをとって、少しの溝も見逃さず、人と人の間の隙間を埋めることを惜しまなかったのが、大成功に導いた要因の一つでした。
ワタクシも実践したいと思いました。
リーダーの在り方
リーダーは、苦境の時ほど誠意、献身、決断力を持った上で先頭に立たねばならない
リーダーは、部下がつくる
ビルはこのようなリーダー像を語ります。
優秀な人がリーダーではなく、部下の敬意を集めるのが優秀なリーダーである、と。
だから良い「チーム」がつくられるのだと納得しました。
まとめ
いかがだったでしょうか?
本書は他にも役立つ内容がたくさんありますので、ぜひ読まれてみてください!
今回の内容がどなたかのお役に立てば幸いです。
では、また明日!
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