こんにちは、すみです!
みなさまいかがお過ごしでしょうか?
突然ですが、
「世界基準の上司」(赤羽雄二、2015年)という本をご存知でしょうか?
2015年当時、はじめて部下を持った私がよんで「これだ!」と思った理想の上司像を思い描くきっかけとなった本ですw
昨日ふと思い出したのでお話ししたいと思いました。
私はメンバー(「部下」という表現はあまり好きではないので「メンバー」と言います)に作業を依頼する際に、この世界基準の上司で書かれていたことをなるべく意識して行動しています。
昨日は、メンバーへ資料作成を依頼しましたが、依頼の仕方には2パターンあり、「昔ながらの日本上司」(「A上司」とします)と「世界基準の上司」(「B上司」とします)のやり方があります。
■A上司の場合
A上司「明日までにこの資料作成お願いね。」
メンバー「どのような構成で作りますか?」
A上司「顧客のこと考えて自分で考えてもらえますか?」
メンバー「…はい。」
(その後)
メンバー「あのぅ、できたのですが…」
A上司「どれどれ。ん?ちがう!修正!今日中!!」
メンバー「(泣)!」(だから確認したのにー!)
■B上司の場合
B上司「明日までにこの資料作成お願いね。」
メンバー「どのような構成で作りますか?」
B上司「まずは30分で一緒にアウトラインをきめようか。」
(目次とページ毎に何を書くのか箇条書きで確認)
B上司「OK、後は途中途中でレビューしましょう。」
メンバー「はい!」
(1、2回、それぞれ30分以内でレビュー)
メンバー「できました!」
B上司「お疲れ様!」
いかがでしたでしょうかw
みなさんの会社にはどちらの上司が多いでしょうか?
ちなみに私の会社ではA上司が多いですwだからなのか以前の私はA上司のように指示していましたが、世界基準の上司を読んで、このA上司を完全否定し、B上司こそが世界基準であると書かれていて共感したことを鮮明に覚えています。
どちらが生産性が高いか?また、どちらがメンバーの人材育成になるか?となると私の経験では断然B上司に軍配が上がります。
正直、どちらが正しいか?という明確な答えはありません。
これは正しいか正しくないかではなく、好きか嫌いかで考えてみてどうか?だと思います。
私の考えでは、A上司のやり方だと、手戻りの手間が大きいこととメンバーのモチベーションが下がることと、最後にバタバタで修正するので結局出来が悪く育成にもなりません。
確かにA上司のやり方はメンバー自身で考えさせて成長をと言い分があるのですがこれは上司が自分の時間を使いたくないという言い訳に過ぎません。
自分でできるなら自分でやるし、わからないのだから聞いてきたのでそれには答えるべきです。
また、それに応えるのがメンバーを甘えさせることになると考える人もいますが本当にそうでしょうか?
私はB上司のやり方をとっていますが部下はその後は自信を持って自主的に動くように成長していることを見ています。
さて、
じゃあ結論はB上司のようにやれば良い、ということなのですが、これには上司側の知識とスキルが相当高くないと簡単にはできません。
(注意:私の知識・スキルが高いと言いたいのではありませんw)
B上司のようにやると上司側は、
・自分の時間を確保するスキル
・メンバーに具体的な指示をするための知識
が必要になり上司側のがんばる割合が高くなります。
しかし私はこれが上司の仕事だと思っています。
要するに、
組織のチカラは、
上司で決まるのです!!!(決まったーw)
——
いかがだったでしょうか?
このような考え方は、賛否両論あるかもしれないので会社では私は語らず自ら愚直に実践しています。
いずれメンバーも何が正しいかを気づいてもらえればいいと思っています。
ちなみに、私がツイッターの名前に「すみ@寄り添い型プロジェクトマネージャー」と名乗っているのは、この世界基準の上司がメンバー寄り添って指導する印象だったことから、そう名乗る(そうありたい)という意味で使っています。
あと、余談でこれは本には書かれていませんが、メンバーとのコミュニケーションのしやすさの基準(完全に私の個人的な基準)は、
「上司はメンバーからつっこまれるくらいがちょうどいいw」
としています。
当然責任は上司がとりますが、メンバーの考えに耳を傾け教えてもらうくらいがちょうどよく、ただ、上司は、ちきんと方向性は示し続けていかないといけないと思っています。
以上、今回のお話しでした。
この記事が何かみなさまのお役に立てれば幸いですw
では、また明日!
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