こんにちは、すみです!
「メモの魔力」前田裕二 著を読了しました。
良書でした。
ベストセラーは素直に読んでおくべきだと反省しました。
要約するとこんな本

メモは記録としてではなく、知的生産性を上げるために書くという定義に納得しました。
記録だけのメモは個人的にはあまり意味を感じておりません。
脳科学者の茂木健一郎氏も言っていたタスクを記録しない「フロー状態」が私の理想です。
本書では、アイディアをまとめるメモと定義し、そのための「抽象化する能力」(本質を考える能力)を根本的に大事な能力としています。
メモの力をつけることで、
①思考力を高めること
②自己を知ること
③やりたいこと(夢)を実現すること
これらのために有用であると言えると思いました。
ホリエモンの「多動力」もそうでしたね。
ちなみに、「メモ魔」の少しネガティブ印象のものを「魔力」という言葉をつけてポジティブな印象に転換した著者と幻冬舎は、すごい。
「すごい」だけだと本書でいう抽象化に反してしまうのできちんと言語化します。
メモは従来「誰でも知ってる一般的な習慣」だったのですが、抽象化と転用という新たな視点(力)を与えることで、「生き方を示してくれる自分だけのコンパス」にレベルアップしたことが、「すごい」と思いました。
メモは「思考力・言語化能力を向上できる」

メモの魔力では、思考→言語→メモの順でアウトプットを続けることを自然と言語化能力が向上すると説明されています。
ここから着想を得て、言語化により思考力が上がる話を前にもセミナーで聞いたことを思い出しました。
それは、以前のブログにも書きましたが、ちきりんさんと濱口秀司さんの対談セミナーで、思考の鍛え方は思考を都度アウトプットして見える化することで改善ができるから、結果鍛えられるという話しでした。
これは、メモの魔力と合わせて考えると面白くて、思考と言語化を行ったり来たりして高めていくことで、能力を向上されられると気づきを得られます。
メモは「抽象化→転用で生き方を示すコンパスになる」

メモの魔力では、実際のメモの取り方まで示してくれています。
内容は、日付、標語と、ファクト→抽象化→転用をノート両面を広く使って書きます。
特に、本書では最も大事なワードは「抽象化」で、言い換えると「本質を考えること」ということです。
通常はメモを書くまでで終わりそうですが抽象化により本質に迫って、転用により行動へ落とし込むフレームワークがベストセラーになった要因だと思いました。
レトリック

レトリックとは、伝わりやすい言葉(本質を突いていて聞いた時に印象に強く残る言葉)を生み出す能力や技法のことをいうそうです。
これが得意な人の条件は、①抽象化能力が高く特にアナロジー力(異なるものの間の共通点を見つける力)高い、②概念に名前をつける力が高い、と言われています。
レトリックの能力を身につける方法は、①自分の感性に引っかかる言葉をは一つでも多くのストックする、②自分を一歩引いて客観視する癖をつける、の2点になります。
ワタクシは、レトリックという言葉を始めて知ったのですが、この能力は多くの人を共感させて人を引き寄せる力があると言われており、言葉の力の可能性を感じてワタクシもこの能力を磨きたいと思います。
まとめ

いかがだったでしょうか?
巻末には、「自分に対する問い1000個」が収録されていて、それぞれを抽象化し転用することをワークとして用意されています。
私が実行すべきはこれを「自分の軸がみつかるまでやること」です。
今回の内容がどなたかのお役に立てば幸いです。
では、また明日!
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